2016年10月21日金曜日

英語独特の感覚

先日、SightWord Readersを読んでいた2年生の男の子から質問がありました。
We will fly to the moon.
We will fly to the sun.
We will fly to Mars.

「どうしてsun やmoon はtheがつくのにMarsはtheが付かないの?」

「Marsは固有名詞だからtheはつかないんだよ。」と答えたものの、あまり納得が行く説明がその場では出来ませんでした。

あとで調べたところ火星、木星などは固有名詞でMars,Jupiterですが、the sun,the moon などは「太陽系の惑星の中の一つ」という捉え方なので、"the”がつくそうです。
まだまだ勉強不足ですね。

発表会で歌った歌、”Tomorrow”の歌い出しは
”The sun will come out. tomorrow~"
他にも"Fly me to the moon"
もっといえば地球はthe earth,世界はthe world・・

様々な文章や歌詞などに触れる中で、感覚でこれには"the”がつく、つかない、と
判断してしまっていたような気がします。

また、単数、複数という捉え方も日本語と英語ではだいぶ違ってきます。

apple, bananaなどは複数になるとapples,bananasとなりますが
cake,cheeseなどはcakesやcheesesとはならず
two pieces of cake, three slices of cheese という風になります。
感覚としては丸ごとのものはそのまま1個、2個とは数えないという感じでしょうか。
逆に小さくてある程度まとまった量を一度に使うもの(パスタ、コーヒー豆など)なども
単純に複数形にはなりません。

冠詞の”a"や"the"は日本語には無い感覚です。そして単数、複数の使い方も日本語とは違います。

これをどうマスターするか・・
中学校の時に習った文法書を読み漁る??
いえいえ、一番の近道はたくさんの英語の本、文章に触れることです。
子どもたちが読む絵本の中にも自然な表現で文法がたくさん出てきます。
もちろん、「単数形、複数形の使い方」「現在完了形の使い方」などという説明は一切出てきませんが(笑)たくさんの文章に触れる事によって英語独特の感覚(sense of English)が身体に染みついていきます。

そうすることで、中学に入ってからの文法授業も「これまで得た自分の感覚にさらに肉付けしてくれるもの」として余裕を持って受け入れられると思います。

ご自宅でお子さんと本を読んでいて少しでも疑問があれば、遠慮なくご質問くださいね。
私もまだまだ勉強です(^^)










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