2016年4月13日水曜日

内側からは気付けないこと

前回のブログで、外に出て初めて気付く自分の国の良さを綴りました。
そして、今回は「実は自分の国のことをまったく知らない自分にも気付かされた」
という話。

シンガポールで休日に公園を散歩していて、その公園内にある小さな博物館の前を通りかかった時の事。
その外にいた現地の方に話しかけられ、
「日本人?ならここ見ていかなちゃ」と半ば強制的にその博物館に入ることに。

そして、その中で見た事実に衝撃を受けたのです。

そこはいわゆる戦争博物館で、第二次世界大戦中に日本軍がシンガポールを占領していた当時の惨状が蝋人形、映像、音声など様々な形で展示されていました。

罪もない子どもたちを一撃で仕留める日本軍、大量虐殺、銃声、うめき声・・
いかに日本人が過去にひどいことをしたか、目を覆いたくなりような事実を
まざまざと見せつけられました。

学生時代、歴史は勉強したはずなのに、恥ずかしながら全くその事実は知らず、
日本語を話せる年配の方の事も特に気に留めることもなく・・。

ショックでした。たとえ過去のことであっても、
日本人がこんな残虐な事をしていたという事を目の当たりにして。

博物館から出るとき、最初に声をかけてくれた方に謝りました。

「本当にごめんなさい。こんなひどいことをしていたなんて知らなかった・・」

すると、その男性は

「いいんだよ、分かってくれれれば。過去のことだから。今は日本とは仲がいいだろ」

そして最後に
"forgive, but never forget." と付け加えました。
「許す、でも決して忘れない・・」

何年たってもあの時の言葉が忘れられません。

今では”親日派”も多く、戦後の墓地跡地には日系のデパートがそびえ立っています。

右も左も分からない”外国人”の私は、その国で多くの人に親切にしてもらい、助けられて
暮らしていました。

人々は過去を受け入れ、未来へ進んでいる。

あの言葉を思い出す度に、身の引き締まる思いがします。











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