2016年5月17日火曜日

英検の利点と弊害??

今年度から英検ジュニアを希望者の方に受けていただこうと考えています。
「えっ、普通の英検じゃないの!?」と思われる方もいらっしゃるかと思いますので、
私の考えを少しお話させていただきたいと思います。

一般に、5級は中1、4級は中2、3級は中3レベルと言われています。
最近は英検受験の低年齢化が進み、中には幼稚園児もいます。

もちろん、目標を持って何かに取り組み、達成することは大切です。
ただ、英検に関していえば、だいたいこのくらいのレベルだろう、
という目安にはなりますが、5級合格=中1レベルクリア ではありません。

理由はシンプル。6割できれば合格、しかも50問中25問はリスニングです。
極端な話、リスニングが満点取れれば、筆記は5点で合格できちゃうのです。

早いうちに英検をとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、
リスニングの力で合格出来て、「5級、中1レベル、オッケー」と思ってしまうことで、後々苦労することが目に見えています。

次4級!とチャレンジしようにも、難しい⇒分からない⇒英語が苦痛・・と負のスパイラルに陥ってしまう可能性大なのです。

ここで5級の例題を・・
A: I like this Japanese (               ).
B: Yes, It's nice.I have this CD,too.
1 tree  2song 3 money 4food

穴埋め問題です。1〜4の単語を読めて意味が分かるのはもちろん、
AとBの会話からCD=音楽関係と想像し、それに合う語”song”を選ばなければいけません。
他にも、並べ替えや、質問に一番合った答えを選ぶ、等
きちんと文字が読めそれが理解できないと、5級とはいえ
意外とハードル高いと思いませんか?

なので、私は通常の英検に関してはあまり早く受けることをお薦めしません。
きちんと文字が読めて理解が出来るようになってから。個人差はありますが、
小学校高学年に入ってからの挑戦でいいと思っています。

今回皆さんにご案内した英検ジュニアは、小学生をターゲットにしたリスニングテスト。
合否ではなく、達成度を図ります。
出来る!分かる!を味わえる、それを可視化することで、子どもたちのモチベーションが
上がってくれるのではないかと期待しています。
普段のレッスンではなかなか具体的に成果を数値化してお見せすることができないので、
良い機会だと思います。
特に私は英検の回し者でもなんでもないので(笑)、挑戦する、しないはご家庭で決めてくださいね。

ただ、「〜ちゃんがやるから」とか親御さんの強制はNGです。あくまでも本人がチャレンジしてみたいか、やりたくないか、です。でないと全てが人のせいになってしまいます。

英語は、一朝一夕に身につくものではありませんし、これをすればペラペラになる、という特効薬もありません。
ただ何か目標を見つけ、それに向かって一歩一歩積み上げていく事が結果的には一番の近道なのです。
小さな目標に到達したら、また次の目標をたてる。大人でも、子どもでも変わりません。
私はその積み上げをお手伝いしていこうと思います。










2016年5月8日日曜日

Sight Word Readers始めます(クラス掲示板より)

新年度に入り、新しいテキストを配布したのですが、入荷が遅れていたSight Word Readers がやっと到着し、1-2年生に配布することができました。

サイトワードとは、フォニックスのルールに当てはまらない(そのまま覚えるしかない)単語のことです。

Readersでは8ページの絵本25冊にこのサイトワードを散りばめ、無理なく覚えようというもの。
繰り返しのフレーズが多いので、リズムで覚えてしまうお子さんも多いです。

今回は!このリーダースを普通読み、変え読み、暗唱、文字並べ替えパズルなど、一冊で4度5度と手を変え品を変え学ぶことで、身体に染みつけていきます。

特にAdvanced(変え読み)関しては、普通読みから一歩踏み込んだ表現を身につけます。Advancedがあったからこそ、この教材を採用したというくらい、とても重要なものです。
各フレーズの意味、表現方法等、本に挟み込んでいただいたプリントに詳しく書いてあります。
大人が読んでもとても参考になる事が多いので、是非目を通して、できれば一緒に声をだして練習してみてくださいね。

課題動画1に普通、Advancedすべての見本動画をアップしています。必ず、声をだして真似をして練習してください。

Advancedの動画、資料はこのリーダースの読みを軸にレッスンを展開する「つながるえいご english studio」さんのご協力を得て使用させていただいています。この読みを続けている生徒さんたちの発音の良さ、文字習得の早さに驚き、半ば無理やりに老舗レストランでいうところの「秘伝のタレ」を分けていただいたのです。ありがとうございました!
この「秘伝のタレ」でe.e.Kids!!の子どもたちがさらに美味しく(上手く)なりますように!

2016年4月22日金曜日

力作揃いました!(クラス掲示板より)

あっと言う間に4月も後半。新しい環境にも慣れ、ちょっと疲れが出てきている頃でしょうか。

さて、春休みに出した宿題、それぞれ頑張って仕上げてくきてくれました!

特に新2年生!発表会の演目「The Big Turnip」のスクリプトをすべて書いてくること。
まだひらがなも一生懸命書いている子どもたちに少し酷だと思いながら、
「無理な場合は自分の出た部分だけでも」といっていたのですが、
なんと!半分以上の子がすべてを書いてきてくれました。
ノートを20ページ近く使って、にはみ出すような大きな字で、懸命に書いてきてくれたのです。
(中には泣きながら書いたという子も・・)
到底、1日では終わらない量でした。毎日コツコツと机に向かって少しづつゴールを目指していく、
終わった時の達成感を味わい、自信をつけてくれたと思います。
ご家庭でのご協力の賜物です、ありがとうございました。

そしてもう一つ、「日本といえば・・」「◯◯といえば・・」というものを考えてきてもらいました。

日本といえば、桜、スカイツリー、安土城、丸山(北海道)など、そしてフランスといえばエッフェル塔、ドイツといえばソーセージ、中国といえば炒飯に万里の長城、アメリカといえば自由の女神、シンガポールといえばマーライオン、オーストラリアといえばコアラ、アフリカといえばライオン、デンマークと言えばレゴ!などなど、
力作揃いです!

レッスンで取り上げた国はごくごく一部で、自分で興味を持った国と物、そして英語のスペルを調べ、仕上げてきてくれました。どれひとつとして同じものはありません。

ステレオタイプな事を教えることは、簡単です。でも、自分で考え、調べ、完成することで、それが本人の知識になり、自信になると信じています。ご家庭で一緒に調べていただいたこと、深く感謝いたします。

2016年4月20日水曜日

違う角度から見てみよう!

久々にレッスンの話です。

今月の2年生のテーマは「世界の国々(part1)」。
とっても壮大なテーマですが、まずは世界地図と地球儀を使って
日本の位置を確認。地図ではもちろん日本が真ん中です。

そして、次に、もう一枚の地図を・・。














「あれ?日本は?」
「なんか違う〜」
様々な声が飛び交います。

お解りですか?大陸の配置が普段我々が見ているものと左右逆になっています。
もちろん、これを丸めて地球儀にしたら、どの国も元通りの位置。
実はこの地図はアメリカ、ヨーロッパ、中南米、アフリカ等で使われています。

この地図だと日本がFar East(極東)にあることがよくわかります。
東南アジアもまさにアジアの「東南」、中東の国々という表現もしっくりきますよね。

ちなみに韓国、中国などアジアの国では、
日本と同じく太平洋が中心の地図が主に使用され、
オーストラリアでは自国を中心にするため南北が逆さまになったものや、
アメリカを中心にするためにアジアが真っ二つに分かれた地図もあるようです。
やはりどの国も自分を中心に置きたいのですね。

地図ひとつとっても色々な見方があり
角度を変えると見えるものも変わってくる。

気づいてくれたら嬉しいな〜。

オーストラリアの地図。
もはや何もかもが違って見えます(笑)

2016年4月13日水曜日

内側からは気付けないこと

前回のブログで、外に出て初めて気付く自分の国の良さを綴りました。
そして、今回は「実は自分の国のことをまったく知らない自分にも気付かされた」
という話。

シンガポールで休日に公園を散歩していて、その公園内にある小さな博物館の前を通りかかった時の事。
その外にいた現地の方に話しかけられ、
「日本人?ならここ見ていかなちゃ」と半ば強制的にその博物館に入ることに。

そして、その中で見た事実に衝撃を受けたのです。

そこはいわゆる戦争博物館で、第二次世界大戦中に日本軍がシンガポールを占領していた当時の惨状が蝋人形、映像、音声など様々な形で展示されていました。

罪もない子どもたちを一撃で仕留める日本軍、大量虐殺、銃声、うめき声・・
いかに日本人が過去にひどいことをしたか、目を覆いたくなりような事実を
まざまざと見せつけられました。

学生時代、歴史は勉強したはずなのに、恥ずかしながら全くその事実は知らず、
日本語を話せる年配の方の事も特に気に留めることもなく・・。

ショックでした。たとえ過去のことであっても、
日本人がこんな残虐な事をしていたという事を目の当たりにして。

博物館から出るとき、最初に声をかけてくれた方に謝りました。

「本当にごめんなさい。こんなひどいことをしていたなんて知らなかった・・」

すると、その男性は

「いいんだよ、分かってくれれれば。過去のことだから。今は日本とは仲がいいだろ」

そして最後に
"forgive, but never forget." と付け加えました。
「許す、でも決して忘れない・・」

何年たってもあの時の言葉が忘れられません。

今では”親日派”も多く、戦後の墓地跡地には日系のデパートがそびえ立っています。

右も左も分からない”外国人”の私は、その国で多くの人に親切にしてもらい、助けられて
暮らしていました。

人々は過去を受け入れ、未来へ進んでいる。

あの言葉を思い出す度に、身の引き締まる思いがします。











2016年4月4日月曜日

桜の季節に思うこと

桜が満開になりました。
桜だけでなく色とりどりの花と新緑の芽吹きを見ると
なんだか気持ちも明るくなります。

日本人にとって、桜は特別な花のような気がします。
それは、出会いと別れ、新しいことが始まるこの季節、
桜はその象徴なのかもしれませんね。

以前、赤道直下のシンガポールに住んでいた時、
クリスマスも、お正月も夏休みも・・暑い!
雨季、乾季など若干の気温の変化はあるものの、
タンクトップから半袖になる程度でした。
タクシーに乗ると、運転手さんが挨拶がわりに
"Singapore has three seasons. Hot,Hotter,Hottest!!..haha"
と、中学の文法の練習みたいな持ちギャグを
自慢気に披露してくれます。しかも一人二人ではなく結構な確率で・・。

そんな衣替えの必要のない生活は楽ではありました。
でも、4月には無性に桜が恋しくなり、秋には紅葉が恋しくなるのです。

季節の移ろいを大切にし、旬の食材をいただく。
日本を離れて、それがどんなに素敵なことなのかを改めて感じました。


中にいる時には見えない事が、外からだと見えるようになる
同時に知っているようで実は自分の国のことをまったく知らない自分にも
気付かされました。

その話は、また改めて書こうと思います。









2016年3月24日木曜日

日本語と英語の歌詞のおはなし

先日「あん」という昨年映画にもなったお話の原作を一気に読み終えた後、
そういえば映画の主題歌、聞きたいな、と思い検索しました。
(まだ映画のほうは見ていないのですが)

秦基博さんの「水彩の月」

話せなかった事が、たくさんあるんだ
言葉じゃたりなくて・・

作品の内容と感情がビシビシ伝わってきます。
一文字一文字がずしんと身体の中に入ってくる、
日本語ならではですね。

そんな中、次は何の曲を練習しようかな〜と考えていた時。
昨年映画「ベイマックス」の主題歌にもなった
AIの「Story」はどうだろう?と思い、早速調べました。

ひとりじゃないから
私がキミを守るから
あなたの笑う顔が見たいと思うから・・・

そうそう、ひとりじゃないよ、うんうん、なんて思いながら
英語バージョンを。

You're not alone I'm by your side
When you're down I'll be the one to make you smile
I'll wash away your tears and the Sun will shine it's light on you and me・・・

同じフレーズでも、言葉のボリュームが違いますねぇ。

改めて、1音1音をしっかり声にだす日本語と、
全体を流れにのって発音していく英語との違いが感じられます。

ちなみに英語の意味は
あなたはひとりじゃないよ、私がそばにいるから
落ち込んでいるときは私があなたを笑顔にしてあげる
私があなたの涙を洗い流してあげる、そうすればまた私達に光がさすの・・・

完全に3行目は日本語の歌詞には無いフレーズですね。

どちらにも良い所はあります。
力強い日本語の響き、流れるような心地よい英語の響き・・

ちなみに、この中にも中学文法満載です(笑)
make 人 形容詞   人を〜にさせる・・

習った記憶、ありませんか?
こういうことをまずは自然なフレーズで身につけられるのも、
歌の良いところかもしれません。

この曲、少し難易度高いので、まだ実際にレッスンで行うかは未定です。。
まずは私の自主練から^^;

とりあえず、英語バージョン聞いて、日本語バージョンと比べてみてくださいね。